専修学校制度制定40周年事業
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文部科学省、「専修学校における学校評価ガイドライン」公表2013(平成25)年3月、文部科学省は、「専修学校の質保証・向上に関する調査研究協力者会議」が、学校関係者、所轄庁、関係団体などからのヒアリングや意見聴取をもとに取りまとめた「専修学校における学校評価ガイドライン」を公表した。同ガイドラインでは、専修学校のさらなる質保証・向上に向けた学校評価への取り組みに関する具体的な指針が提示された。3文部科学省生涯学習政策局・高等教育局ワーキングチーム、「専門学校の質的向上及び高等教育における職業教育の充実に係る方策やその進め方について(試案)」を提示2012(平成24)年6月、文部科学省の生涯学習政策局と高等教育局によるワーキングチームが「専門学校の質的向上及び高等教育における職業教育の充実に係る方策やその進め方について(試案)」を全専各連に提示した。同試案では、「新たな枠組み」の実現に向けた基盤作りを進めるうえで、各学校の体制整備を促進するための先導的試行として、産業界と密接に連携し、一定の要件を満たした課程を「職業実践専門課程」〈仮称〉として文部科学大臣が認定する等の実施例が示された。これを受けて、全専各連では、同試案に対する今後の具体的な取り組みについて検討を重ねることとした。2「学校教育法施行規則及び専修学校設置基準の一部を改正する省令」施行、専修学校に単位制・通信制が導入2012(平成24)年4月1日、「学校教育法施行規則及び専修学校設置基準の一部を改正する省令」(同年3月30日公布)が施行され、専修学校の正規課程において、単位制や通信制を導入することが可能となった。目的は、社会人等の多様化する学習ニーズに応えるとともに、教育の機会均等に資することである。単位制では、学年による教育課程区分を設けず、学習者は自己のペースで教育プログラムの単位を積み上げていく。このため、学年に縛られない柔軟な学習スタイルで、課程の修了を目指すことが可能となった。また、通信による教育を行う学科の設置が認められたことで、学習者の任意の時間と場所で学習機会を提供できるようになっただけでなく、遠隔地での履修にも門戸を開くこととなった。1年 度学校数/校生徒数/人単位制の学科を置く学校通信制の学科を置く学校単位制の学科通信制の学科2013(平成25)761 8120,0941,1402014(平成26)78119121,5731,4352015(平成27)83019129,1451,239単位制・通信制の学科数・学生数(文部科学省 学校基本調査より。平成27年度は速報値。)232012年度全国専門学校体育連盟の活動COLUMN全国各地の専門学校が加盟する全国専門学校体育連盟は、1992年に創立されて以来、スポーツ活動を通じた、専門学校生の豊かな人間形成に大きく貢献してきた。2012年11月21日には、創立20周年を記念して、大阪で総合体育大会を盛大に開催、各競技で熱戦が繰り広げられた。体育連盟に所属する競技別の連盟と2015年度までの選手権大会の開催数は次の通り(予定を含む)。・全国専門学校野球連盟(27回)・全国専門学校サッカー連盟(25回)・全国専門学校バレーボール連盟(24回)・全国専門学校卓球連盟(31回)・全国専門学校バスケットボール連盟(20回)・全国専門学校テニス連盟(15回)・全国専門学校バトミントン連盟(3回)全国専門学校総合体育大会(2012年)

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